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職人河戸紹介

河戸真二〔剣道七段〕

大阪で生まれ10歳から剣道を始める。

20代中頃から本物の剣道防具作りたいと2代目昇龍（森清）の弟子となる。

面、垂の製作工程の全て習う。

京都で小手制作の修行を行い、柔らかさと丈夫さを兼ね揃え、見た目は小さく中が広い小手製作を極める。

森清の死去後、平成元年、河戸武道具店創業。

現在の剣道防具は、その製作過程においてスピード化や大量生産の波にのまれ、ある程度の工程を海外で作成し、日本で組み立てて日本製として売り出す事がほとんどである。そして、競技化してしまった剣道スタイルに伴い、軽量化や面布団を短くするなど、本来の防具の意味を成さない防具が数多く出回る事となった。

しかし、河戸製は国産の材料選びから始まり仕立てまで全ての工程を河戸監修のもとで行い、昔ながらの製法で今のスタイルにあう武道具作りを心掛けている。

従って、工場などは一切持ちません。

流行りの飾りやデザイン、軽量化されている防具ではなく本物を見てほしい。剣道具師河戸の願いです。

河戸の一言

削るのは材料費と人件費ではない。

自分の身と時間である。